~8/4 読書会開催記録~
本日は5名の参加者で開催させて頂きました!お暑いなかありがとうございました!🌅
今回はたまたま、お持ち頂いた本の著者が、当読書会ではおなじみ(笑)、前田裕二さん(SHOWROOM株式会社代表取締役社長)と、サイバーエージェントの藤田晋さんという、現代の日本を代表するITベンチャー社長でした。
お二人とも目に見える結果を出している素晴らしい経営者ではあるのですが、実は全く性格も考え方も経歴も違うということが著書を読むと分かります。共感できる点、できない点、人それぞれかと思います。そこから脱線して、今回は「成功する人の条件や考え方、性格」について議論になりましたので紹介したいと思います。
1.「誠実な人」が成功者になるのか?
これは意見が分かれるところだと思います。日本的組織においては、性格の悪い人が上にいることもあるし、必ずしも真面目なことが良い方向に向くとは限りません。藤田社長も友人を結果的に裏切って起業しています。前田社長もかつての投資銀行時代は激しい競争社会の中、周囲を蹴落としてでも上に這い上がるという経験をされています。人に優しくすることが成功の絶対条件とは限らないということではないでしょうか?
「人は性格は変えられないけど、考え方は変えられる」という言葉があります。成功するためにはマジメで勤勉なタイプでなければならないということは決してなく、逆に細かいことを気にしない豪胆な性格でなければならないということもありません。
大事なのは、「いかなる状況でも”自分に対して”誠実であり続ける」ということです。上記の社長二人の例で言えば、周囲から見れば決して褒められるような行動ではなかったとしても、自分だけは自分の味方であり続ける、自分の心に対して誠実であり続けることだけは共通していました。これが続けられる人は、きっと成功するのだと思います。しかし現実的には周囲からの雑音や影響によって、短い期間はそれができても、何年も何年もそれを続けられる人は少ないものです。だからこそ、成功という差につながるのではないでしょうか。
2.「プロセス思考」と「ゴール思考」成功者はどっち?
読書会なので、読書の内容を交えて議論になりました。
「プロセス思考」の方は、その名の通り過程を重視します。読書でいえば、ストーリーの途中経過を楽しめるタイプで、ミステリー小説等が好きな方に多い傾向だと思います。あと、女性はプロセス思考の方が多いです。ガールズトークと銘打って永遠にとりとめもない話で盛り上がっているのを不思議に思う男性陣も多いのではないでしょうか(笑)
逆に「ゴール思考」の方は、先に結論を求めます。このタイプはビジネス書のように、ある程度こうすべき!といったハウツーがはっきりしているものを好む傾向があります。男性はこのタイプが多いです。職場にもいませんか?「結論から言ってくれる?」という方が(笑)
では本題のどちらが成功者に多いか?という点に関しては、「どちらともいえない」が、経営者は「ゴール思考」が多いが答えかなという結論になりました。
経営者は、自分の結果で食っていくという価値観が根底にあります。すると必然的に結果を求めます。するとまず目標を定め(売上や株価など)、それに基づいて行動計画を立て、目標に向かってあとは行動を起こす、、というようなスキームをたどるケースが多いです。よって、ゴール思考の方の方が経営面では成功する場合が多いのです。
もちろん例外もあります。経営者の中でも、堀江貴文(ホリエモン)さん等は、とにかく楽しいことに飛びつき、自分が興味を持ったものを進めていくこと自体に魅力を感じている方なので、プロセス思考です。彼のように経済面でも社会面でも余裕のある人ならではだとは思います。
逆に、音楽家や芸術家など、アーティスティックな職業の成功者は、「プロセス思考」が多いような気がするとの考えが出ていました。彼らは自分の作品を作り出す過程が楽しくて楽しくてたまらないと言います。もちろん作る作品のイメージのゴールは立てているとは思いますが、彼らはインスピレーション、感覚を重視するため、制作の過程の中でコロコロやり方や方針を変えます。作る過程が楽しいので、成果物にあまり興味を示さない方も多くいらっしゃるといいます。
有名な映画監督の言葉に、「〇〇賞を取ろう!と思って作った作品など誰の記憶にも残らないし、結果として賞ももらえない」という名言があります。作ることそのものを自然に楽しめるようでなければ、結果はついてこないということです。「楽しんで作ってたらいつのまにか結果が出ていた」というのが、プロセス思考の成功の形なのだと思います。 いかがでしたでしょうか?成功の定義は人それぞれですが、読書会に来てくれる20代の方々はなんでもいいから成功したいと思っている意識の高い人が多い気がします(笑)。意識高い系は巷ではバカにされがちですが、何が起こるか分からない令和の時代、意識くらい高く持たないと生き残っていけないのではないかと感じています。
20代でエネルギーが有り余ってぶつけ所の分からない方は読書会にぜひ一度参加してみて下さい(笑)。